ここからは加齢臭を消すための方策について考えていきます。

加齢臭を消すための体の洗い方

加齢臭の発生する箇所

下の図を見て下さい。

赤いところが皮脂線の多い箇所です。

上からみていくと、①頭 ②額から鼻にかけて、③耳の後ろから首周り、④胸の真ん中から脇にかけて、⑤背中の真ん中、⑥ヘソ周り、⑦陰部

となります。

普段服を着ている部分以外では頭、耳の後ろ側がやはり気になる場所ですね。

枕が臭いとか耳の後ろ側から臭ってくるというのは、きちんと理由があったのです。

体はやさしく洗う

加齢臭を消すには皮脂腺の多い箇所を重点的にケアすることが重要となります。

体を洗う場合も当然そうですね。

ただここで1つ注意することがあります。

それは・・・ゴシゴシ洗わないことです。

ニオイを消すために皮脂を完全に取り除こうとついついゴシゴシ洗ってしまいがちですが、それをやってしまうと逆効果です。

というのも皮脂の本来の役割に関係します。

皮脂は本来、汗と混じり合い皮膚をコーティングして雑菌から体を防御する天然のクリームの働きをするのです。

その防御のための皮脂を必要以上に洗い流してしまうと、体はどんどんと皮脂を分泌して体を守ろうとします。

ですから体を洗う時はゴシゴシではなく石鹸をよく泡立てて包み込むように柔らかいスポンジで洗うのが正解です。

皮膚のカスや汚れが落ちれば十分です。

また石鹸を泡立てるのには泡だてネットが便利です。

100円ショップでも売っていますし、奥さんがいる方は1つくらいはお風呂場においてあるのではないでしょうか。

背中の真ん中も皮脂線が多いところですが、なかなか自分一人では上手く洗えません。

背中が楽に洗えるタオルが売られていますので活用してみて下さい。

頭の洗い方

頭皮は皮脂腺が多数存在するところです。

当然、加齢臭の発生する確率も高いところなのですが、不思議と加齢臭専用のシャンプーなどはあまり見かけません。

体と同じく皮脂を完全に除去すると余計に皮脂の分泌を招きますので、ケアには十分気を使いたい場所です。

ここでは思い切って湯シャンをお勧めします。

湯シャンとは文字とおりお湯だけで洗髪する方法です。

芸能人でもタモリさんや福山雅治さんが実際に実践しているということで話題になりました。

実践方法は40℃以下のお湯のシャワーで髪を洗うだけです。

頭皮を洗う際はつめを立てずに丁寧に指の腹で洗い流しましょう。

当初は髪のベタつき感が残っている感覚があります。

湯上がりに頭皮に美容液など使うのも効果的です。

ベタつきがあまりに気になるようなら週に2回位、少量のシャンプーを使って洗うのもよいでしょう。

湯シャンを続けていくうちに次第に皮脂のニオイもなくなってきます。

加齢臭用石鹸の選び方

加齢臭対策の洗浄剤はなぜ液体石鹸ではなく固形石鹸が多いのでしょうか。

それには理由があります。

固形石鹸の方が内容成分の濃度を高められるからです。

なんとなく液体のほうがいろいろ配合できそうですが、液体の状態を保つにはどうしても水分量を増やさざるをえないからです。

とはいってもその効果に差があるかどうかは微妙なところです。

加齢臭用石鹸の成分

次に成分そのものについて調べてみましょう。

加齢臭対策を謳ったものは値段もそれなりに高いものが多いです。

通常の石鹸と何か違う成分が入っているのでしょうか。

スーパーやコンビニでも買える普通の石鹸、これは界面活性剤で弱アルカリ性の性質を持ちます。

これに香料などを添加して販売されているわけですが、洗浄力だけでいうと普通の石鹸が最強です。

人の皮脂を取り除くだけなら普通の石鹸が一番なのです。

しかし繰り返しになりますが必要な皮脂分まで完全に取り除くことはまったくの逆効果ですから、普通の石鹸で加齢臭を消すことは出来ません。

それに対して加齢臭用の石鹸には洗浄力そのものよりもニオイの元となるノネナールに働きかける成分が入っています。

例えば

 

  • 〇〇ポリフェノール
  • 銀イオン

 

 

こういったものですね。

代表的なものと言えば柿渋入り石鹸ではないでしょうか。

柿渋(柿タンニン)に含まれるポリフェノールがニオイの元を包み込み、さらに皮脂の酸化を防いで加齢臭を消す働きをします。

柿渋入り石鹸がノネナールを減少させる作用を調べたところ9割以上あったそうです。【ちなみに柿渋なしだと3割でした。】

その他肌を保湿して皮脂の過剰分泌を防ぐ成分や完全に除去できないノネナールを利用して良い香りの一部にしてしまう効果を持った石鹸などさまざまな工夫がされています。

 

家族で使う石鹸にする

加齢臭用の石鹸にはニオイを消すだけでなく香りや泡立ちが良いものが揃っています

通常の石鹸に比べて値段も高価ですからそうであっても不思議ではないのですが、大事なことは加齢臭がするお父さんだけでなく家族でも使えるようなジェンダーレス・エイジレスな高級な香りがすることです。

若い男性世代用のボディーソープや石鹸にはやたらメントール系やムスク系の香りを強調したものが多いのですが、悪くいうと少し安っぽい香りがします。

40代のいい大人が漂わせる香りではないですね。

そういう意味でもほとんどの加齢臭に効果がある石鹸は大人の香りがしますので、香りにうるさい奥さんや他の家族とも共用できます。

そうなれば、お父さんが自分でわざわざ買ってこなくても、無くなりそうな時にも奥さんが補充してくれるようなありがたい効果もありそうです。

石鹸を家族で共用することで、家族の協力を得ながら加齢臭対策ができることになります。

加齢臭対策の食事

加齢臭を消すために忘れてならないのが体の内側からの対策です。

つまり何を食べたり飲んだりすれば加齢臭が増えるのか。

それが分かれば制限することによって加齢臭が防ぐことが可能になりそうです。

逆に積極的に摂って加齢臭にも効果があるものもありますので確認してみましょう。

脂を抑えた食事を

そのものズバリですが食べる脂によっては皮脂が増えてしまいます。

具体的には動物性の脂を常日頃摂っている食生活だと加齢臭も出やすくなるということです。

スタミナをつけるために焼肉やうなぎなどを食べるのもほどほどにした方がよさそうです。

逆にオリーブオイルや魚の脂みなどは積極的に摂りましょう。

脂を酸化させない

オリーブオイルや魚の脂みがなぜ良いのか。

それはこれらの脂には抗酸化作用をもつビタミンが含まれているからです。

ビタミンCやビタミンE はとりわけ抗酸化作用があるビタミン類です。

抗酸化ビタミンの宝庫であるトマトやニンジン、ほうれん草など緑黄色野菜をきちんと食べましょう。

一人暮らしや仕事で不規則な生活になりがちな場合はサプリなどをとることで代用する方法もあります。

アルコールとタバコを控える

加齢臭の為だけではなく減らしたほうが良いのがアルコールとタバコです。

これらは抗酸化物質、特にビタミンCを消費します。

またアルコールは分解時にアセトアルデヒドを発生させます。

このアセトアルデヒドとノネナールが混ざることで加齢臭がさらにきつくなります。

ただ飲酒や喫煙がストレス解消となっている人も多いと思います。

完全に止めることは難しい方は量や本数をへらすなどして上手く付き合いましょう。

さらに前述の抗酸化物を忘れずにきちんと摂ることです。

運動とストレス対策

適度な運動が効果的

運動をすると汗をかいてますます臭いが強まりそうな気がしますが、実際どうなんでしょうか。

結論から言うと適度な運動をすることで加齢臭は減らすことが出来ます。

其の理由として主に

  • 脂肪の燃焼を促す
  • 老廃物が汗とともに排出される
  • 体の抗酸化作用が高まる

があげられます。

ただし適度な運動というところがミソです。

あまりに激しい運動をすると活性酸素が大量発生して体内の酸化が早まります。

なんのスポーツをするのでもおしゃべりを出来る位が丁度よい目安になります。

ストレス発散も必要

人にとってストレスに晒される状態が長く続くことは体にも悪影響をあたえます。

加齢臭に限っていうならばストレスによる活性酸素の発生により臭いの原因の元となる過酸化脂質が増えます。

結果、加齢臭が強まります。

運動や趣味を持ってストレスを溜め込まない事が大切です。

現代はストレス社会と言われますが、人間にとって何らかのストレスは大昔からあったことでしょう。

完全になくすことは不可能です。

そのストレスと上手く付き合うことが加齢臭をなくす方法にも繋がります。

服の加齢臭対策


加齢臭に限らず体臭は服に染み付きます。

この服は誰々さんのものってニオイでわかりませんか。

そしてこのニオイが染み付いた服が周りに迷惑をかけることもあります。

どんなに体をキレイにしても服が臭ったら台無しです。しっかりとケアしましょう。

下着はきちんと取り替えよう

深酒して帰宅、スーツ、シャツだけ脱いで下着のまま寝床に入り込むことはないでしょうか。

どんなに体をキレイにしても24時間で肌の常在菌は元通りに繁殖します。

つまりニオイの元は1日で復活しています。

下着は昼間たっぷりとあなたの皮脂や汗を吸っています。

さらに朝までその状態だと次の日に洗濯に出しても菌は大繁殖しています。

また家庭の洗濯機は昨今、大容量化して毎日洗濯機を回すことも減ってきました。

下着だけでもお風呂のときに手洗いするとベストです。

除菌スプレーを活用しましょう

加齢臭を消したいのであればどんなに酔っていても帰ったら下着まで着替えましょう。

その際は布用除菌スプレーを下着に一吹きして洗濯かごに入れるようにしましょう。

スーツ対策も忘れずに

男の戦闘服であるスーツ。

このスーツもたっぷりあなたのニオイが染み付いています。

ただスーツを毎日洗うわけにはいかないでしょう。

せめてワンシーズン3着用意してローテーションしていきましょう。

10万円のスーツ1着より3万のスーツ3着で回す方がニオイ対策になります。

どんなに高いスーツを着ていても加齢臭を漂わせてると台無しです。

人は良い生地のスーツよりも良い香りのスーツを評価します。

特に冬物は夏物に比べて生地も厚く一度ニオイが付くとなかなか取れません。

実は冬であろうがニオイの元となる皮脂の分泌量は1年通して変わりません。

油断せずにしっかりケアしましょう。